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熊野古道から 熊野本宮大社へ

お父さんが腰にできたヘルニアで動けなくなり、痛む様子を見続ける毎日は神様仏様にすがる思いでした。そしてまだ参拝したことない熊野権現さまにも手を合わせていました。
和歌山県田辺市は、はるか千年の昔からつづく熊野詣の地でした。
やっと退院の日が決まり熊野本宮大社にお参りしなければと、熊野詣の方々が歩かれた熊野古道から熊野本宮大社まで中辺路コースをたどりたいと思いました。

P1000455_3 熊野古道中辺路コースは滝尻王子から熊野本宮大社まで40kを歩く道です。2日間に分けて歩きます。2カ月間山歩きから遠ざかっていて、暑い夏場…自信がなく小広峠からの出発を決めました。
朝6時20分、お父さんの入院先の病院を出発する本宮大社行きのバスに乗りましたが小広峠まで乗客はchiyomiさん一人でした。

P1000456 ただ一人山深い古道をたどる不安を、ここはもう熊野の聖域だからと自分に言い聞かせながら歩き出しました。
紀州は“木の国”と呼ぶそうです。手入れされた杉木立の中に続く古道は、想像以上のアップダウンでした。
以前JRの駅で見て憧れた熊野古道を歩く素敵な装の夫婦・二人連れのポスター・・・とんでもない。

P1000459 清流沿いは涼しく気持ちよく歩けますが、トカゲや蛇の苦手な方は、夏の古道歩きはすすめられません。
久しぶりの山歩きに自分を励ましながらの2時間。ぽっと飛び出したところが三越峠の車道でした。
ここでやっと落ち着いて休憩をとっていると、初めて人に会うことができました。田辺市消防署の職員の方で、熊野古道で遭難とかがあったときのための訓練で本宮大社まで歩かれるそうです。chiyomiさんはやっぱり守られていたと確信しました。

P1000461急な登りを登りきったところに木の鳥居があります。発心門王子社です。
ここからが本宮大社の神域になり、深山の古道から人の気配のする古道になりました。
バス停もあり、ベンチもあります。
ここまで歩き始め4時間足らず、予定通り歩けたことに満足しお昼にしました。

P1000467 発心門王子から熊野本宮大社までの古道は、里の風景をそしてその遠くに連なる山々を眺めながらゆったりと楽しめる道です…そうありたかったのにできなかった。今の私には18k後半は正直疲れました。
熊野本宮大社にようやくたどり着いた時には、お父さんがよくなったお礼を言うより無事歩きとおせたことへの感謝の気持ちの方が大きかった、なんとも恥ずかしい熊野詣でした。

   すれ違う 心は封じ 峠越え  熊野古道 還暦の夏  

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