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バースデー・プレゼント

P1020797 40数年前、初めての北アルプスは蝶ヶ岳から常念岳。
河童橋から見る穂高の峰々の輝き、梓川の水の冷たさにただただ感動したのです。しかし、徳澤園から長塀尾根を登るにつれ霧の中。次の日も、常念小屋まで霧と小雨。何も見えないまま下り、松本駅に着いた時は青空が広がっていました。
次の夏折立から雲ノ平、そして笠ヶ岳と歩いた時も薬師岳の大きな姿を見上げただけ。太郎平小屋手前で雨が降り出し、雨は上がりましたが雲ノ平も笠ヶ岳も霧の中。テント泊だったので食事とおしゃべりだけが楽しみで、黙々と歩きました。悲しくなるほど長いクリヤ谷を下った時、槍ヶ岳の頭が見えたのは幻のようでした。
その年の秋、履き続けたキャラバンシューズをあこがれのローバー社の皮靴に履き替え、山は初めての友達を誘って徳本峠越えで上高地を目指し小屋横から穂高連峰を眺めた・・chiyomiさんのひと時の青春でした。

お父さんに恵まれ、子供たちに恵まれ、孫たちに恵まれ・・数年前から、また山に行くことが出来るようになりました。でも、北アルプスでは“ここ一番で霧の中”から抜け出ることができなかったのです。

この夏・・数日遅れのバースデー・プレゼントは、快晴の北アルプスでした。

写真は、黒部五郎岳からの笠ヶ岳。今まで見たことのない景色の中の私です。

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